一般歯科
南荒尾駅から徒歩10分、荒尾市・大牟田市の「坂田歯科医院」は、患者さまが末永くお食事を楽しめるように、健康な歯をお守りする歯医者です。
むし歯や歯周病は、進行具合に合わせて適切な治療を行えば、抜歯などをすることなく大切な歯を残せます。また、むし歯・歯周病は発症メカニズムが分かっていますので、定期検診で適切な処置を行えば、病気を予防できます。歯やお口のことでお悩みがございましたら、お気軽に当院へご相談ください。
むし歯とはどんな病気?
むし歯は、むし歯菌(主にミュータンス菌)がつくる酸によって、歯が溶かされる病気です。むし歯菌は、飲食物に含まれる糖分を栄養にして増殖するとともに、粘着性のある物質を放出してプラークを形成します。むし歯菌はそのプラーク内で酸をつくりだし、歯を溶かしていくのです。
むし歯菌がプラークを形成して酸をつくるまでには、時間がかかります。むし歯を予防するには、食べたらすぐに口をゆすぐ、ブラッシングすることが大切です。
むし歯の進行段階ごとの症状
ごく初期のむし歯は「脱灰」と呼ばれ、酸により歯のエナメル質の成分であるカルシウムやリンが溶けだします。この段階であれば、再石灰化を促すことでむし歯の進行を止められます。ですが、ここから症状が進行してしまうと、治療しなければむし歯は治りません。放置し続ければ、いずれ歯の根っこまで菌に侵され、最終的に歯を抜かなければなりません。
できる限り歯を残すためには、早期発見・早期治療が大切です。以下で、むし歯の進行段階ごとの症状について解説します。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
進行段階 | 画像 | 症状 |
---|---|---|
CO:ごく初期のむし歯 脱灰、要観察歯 |
歯の表面のエナメル質の成分である、カルシウムやリンが少し溶け出します。エナメル質が白濁しますが、痛みなどの自覚症状はありません。 | |
C1:初期のむし歯 エナメル質のむし歯 |
さらにエナメル質の成分が溶け出し、茶色や黒色に変色します。痛みなどはありませんが、冷たいものがしみることがあります。 | |
C2:中期のむし歯 象牙質のむし歯 |
エナメル質の内側にある象牙質にまでむし歯が侵食した状態です。痛みを感じることはもちろん、冷たいもの・甘いものがしみ始めます。 | |
C3:後期のむし歯 歯の神経のむし歯 |
象牙質より内側にある神経(歯髄)にまでむし歯に侵された状態です。常にズキズキとした痛みを感じるようになります。 | |
C4:重度のむし歯 歯の根のむし歯 |
歯冠がほとんど溶けて、歯の上部がほぼ失われた状態です。神経が死ぬことで痛みはなくなります。しかし、歯の根の先端にまでむし歯菌が侵食すると、激しい痛みが出ます。 |
進行段階に合わせたむし歯の治療
むし歯は、進行段階に合わせて適切に治療することが大切です。以下では、進行段階と治療法について解説します。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
治療法 | 治療内容 | むし歯の段階 |
---|---|---|
フッ素塗布 | 歯の表面にフッ素を塗布して、歯質強化と歯の再石灰化を促す処置です。 |
|
詰めもの | むし歯に侵された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて歯の機能を補います。 |
|
詰めもの、または被せものの装着 | むし歯に侵された部分を削り、型採りして人工歯を製作して補います。削った部分が大きい場合は被せもの、小さい場合は詰めものを装着します。 |
|
根管治療 | むし歯に侵された根管内部から歯の神経等を除去します。その後、洗浄・消毒を行い、薬剤を隙間なく埋め、詰めもの・被せものを装着します。 |
|
抜歯 | 抜歯後、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどで補います。 |
|
歯周病とはどんな病気?
歯周病は、原因菌により引き起こされる、歯ぐきや歯を支えるあごの骨の病気です。進行具合により、歯ぐきに痛み・腫れなどの症状がでる歯肉炎と、歯を支えるあごの骨が溶け出してしまう歯周炎に分けられます。治療せずに放置し続け重度に進行すると、最終的に歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
歯周病の原因やリスク因子について
歯周病の主な原因は歯に付着するプラークです。プラークは細菌の塊で、歯周ポケットの間に溜まり、歯ぐきに炎症を起こさせたりあごの骨を溶かしたりします。歯周病そのものが遺伝することはありませんが、歯周組織の抵抗力や免疫力などは遺伝する可能性があります。また、家族間で歯周病が感染するリスクは高いため、親が歯周病の場合は、子どものうちから、予防を意識したケアが大切です。
他にも、歯周病のリスク因子として、喫煙や歯列不正、全身疾患、不良補綴、ストレス、薬の副作用などがあります。
歯周病の治療方法について
歯周病治療の基本は、歯周ポケット内の原因菌を除去することです。
初期の歯周病であれば、医院にて歯のクリーニングや歯石除去を行い、プラークや歯石を除去します。そしてブラッシング指導を行い、セルフケアの質を高めていただき、プラークをつきにくくします。こうした基本治療を行い、歯周ポケットが浅くなればメインテナンスへ進みます。
歯周病が重度に進行していて歯周ポケットが深く、基本治療では改善が難しいと判断される場合は、外科的な処置を行います。
また、歯周病の発症や進行は、プラーク以外にも喫煙や糖尿病などのリスク因子があります。これらのリスクを取り除いていくことも、歯周病治療では大切です。
むし歯や歯周病を予防し歯を残すために
「大切な歯を残すには何よりも予防が大切」それが坂田歯科医院の考えです。
歯医者を「痛くなってから行くところ」「歯を失う前に治療するところ」と考えている患者さまは多いのではないでしょうか。しかし、身体の病気と同じように、歯の病気も早期発見・早期治療はもちろんですが、「病気にならないこと」が大切です。
むし歯や歯周病は、痛みや出血といった症状がなくても発症していることがあります。むしろ、そのような症状が出たときには手遅れになっていることも少なくありません。
当院では患者さまが末永く、ご自身の歯で食事を楽しめるようにしたいと考えています。それを実現するためには、予防が最も効果を発揮します。健康な歯を残すためにも、ぜひ予防を意識していただけたらと思います。当院で定期検診を受けるメリットや流れについて解説します。
歯科医院で定期検診を受けるメリット
- むし歯・歯周病になるリスクを減らせる
- むし歯・歯周病などの病気を早期発見できる
- むし歯・歯周病が悪化する前に早期治療できる
- 早期発見・早期治療により、治療費用を安く抑えやすい
- 天然歯の健康を長く保てるようになる
当院で行う定期検診の流れ
定期検診では歯やお口をきれいにできるため、むし歯・歯周病などお口の病気を予防するのに効果的です。トラブルがあった場合はすぐに対処できるため、歯へのダメージもほとんどなく治療できます。お口の健康を保ち、大切な歯をできる限り多く残すためにも、定期検診をご活用ください。以下で、定期検診の大まかな流れを紹介します。
1.むし歯・噛み合わせの確認 むし歯の有無や噛み合わせをチェックします。
2.歯ぐきの確認 歯ぐきの状態を診て、歯周病の有無をチェックします。
3.ブラッシング指導 歯科衛生士がブラッシング指導を行います。プラークを赤く染め出す薬剤を使って、磨き残し部分を患者さまと一緒に確認します。その後、患者さまに合わせ、正しいブラッシング方法を指導し、セルフケアグッズの紹介等も行います。
4.歯のクリーニング むし歯・歯周病予防のために、専用器具を用いて、歯の汚れや歯石を丁寧に除去します。
訪問診療
南荒尾駅から徒歩10分、荒尾市・大牟田市の「坂田歯科医院」は、訪問歯科診療を行う歯医者です。歯科医師が、通院が困難な方のご自宅や施設・病院などへお伺いして歯科診療をご提供します。ポータブル機器や器具を使用し、通院されるのと変わらない診療・口腔ケアをお受けいただけます。訪問歯科診療の対象となる方や、対応エリア、ご利用方法について紹介します。
訪問歯科診療を受けられる方について
当院では以下に該当する方を対象に訪問診療を行っています。
- 怪我や病気により通院が困難な方
- 施設や病院に入所・入院している方
- 障害がある方や寝たきりの方
- 認知症により、待合室等で待つのが困難な方
このように、1人での通院が困難な方が訪問歯科診療の対象となります。容易に通院を行える方は対象となりませんのでご注意ください。訪問歯科診療の対象者・対象エリアなど、気になることがあればお問い合わせください。
ご対応エリアとご利用方法について
訪問診療は対応エリア内であれば、健康保険適用で診療可能です。対象エリアは、訪問先となる住所が坂田歯科医院から半径16km以内となります。半径16kmを超える場合は自費診療となりますのでご了承ください。
訪問歯科診療をご利用になられる場合は、まずお電話にてお問い合わせください。患者さまの状態やスケジュールをお伺いし、訪問日をお伝えいたします。利用のご依頼は、ご家族や介護職の方など、患者さまご本人でなくても可能です。ご不明点などありましたら、お気軽にご連絡ください。